君が望む永遠 #14

最終回然とした具合のエピソードでした。とりあえず、かなり綺麗に〆ようとしたのは分かりましたが……。

前半まるまるを孝之と遙のダイアローグに費やしたのは構成の面では正解だったと思いますが、その内容は一視聴者としてはどうしても承服しかねる部分があったりします。あの結論に至ったのは結局は遙の「3年も経ったんだから仕方ないよね」というどこかシニカルですらある姿勢あってこそのもので、事態を傍観している者としては「おいおい本当にそれでいいのか」と思わずにいられませんでした。最終回だからこれ以上引っ張れないんでしょうけどw この結論を導くためにここまで孝之と水月の付かず離れずの様子に比重を置いてきたのでしょうか。うーん、このモヤモヤは何なんでしょう。結局、水月というキャラに対してちっとも好感を抱けない自分の性に拠るものなのでしょうね。こればかりはどうしようもありません。

そんなモヤモヤをこちらは抱いたまま物語はどんどん突き進み、それぞれが再出発を誓って未来ある爽やかなエピローグと共に完結。新キャラの石田さんは件のゴタゴタを第三者的かつ大人のスレた視点で眺めるためのキャラとして配置されていた訳ですね。眺めるだけでなく最終的には離婚というステップを踏み出したのは孝之たちを眺めていて色々と思うところがあったからなのでしょうね。そして退院のシーンでは天川さんがしっかりと亡き者に……(涙)。どうして緑色の人が花束を渡しますか(怖涙)。第一部完結の時と同じくゲーム版のED曲を使う心憎い演出もあって、結局は清々しい気持ちでスタッフロールを眺めていました。何だか騙されたような気がしないでもないですが(苦笑

【総評】
客観的に見れば上手くまとめたことになるんだろうと思いますけれど、何度か書いた通りやはりプレイヤーに対して鬼のような選択を迫る部分が魅力である原作のシナリオを一本化させてしまうのは結局のところマイナスでしかなかった気がします。もし自分が水月萌え〜という人間でしたらもっと前向きに評価したのかもしれませんけど。

お疲れ様でした。

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