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P-VINE。
うわああん、キャプテンファンクの人がこんなになっちゃったよおおお、わああん、と泣きたくなるほどに名盤ですねこれは!
しかし事前知識ゼロの状態でこの作品に耳を傾けてもブッ飛びそうなものですが、キャプテンファンクの作風を知っている人はその10倍くらいはフッ飛びそうであります。メロディも一定のリズムも存在する事のない、有体に言ってしまえばエレクトロニカ周辺の音という雰囲気でして、ただそのジャンルに収まりきることを善しとしない勢いのようなものを感じることが出来るのは氏の内面の表れということなのでしょうか。轟音ノイズでひたすら攻め立てる曲あり、水のイメージを全面に繰り広げてゆく緊張感溢れる曲ありと方向は多岐に亘っており、計算なしに本当に即興で意識の赴くままに作られたかのような印象があります。名義を使い分けて音楽活動を行うアーティストは沢山いらっしゃいますが、これほど清々しいまでに別人と化してしまう人もそうそういないかと……。こういった創作活動を経た末にキャプテンファンク名義で作曲を行うとどんな音楽が生み出されるのか、空恐ろしさをおぼえると共にワクワクせずにはいられません。
因みに全99トラックという異様な構成をしたこの作品ですが、頭11曲が終わると4秒間の無音トラックが98曲目まで延々と続く仕様となっており、99曲目の最後の最後にもう1曲ひっそりと忍ばせてありました。こちらはキャプテンファンクの本領発揮というノリノリな1曲で、メイン11曲で完成されたこのアルバムのラストに敢えてこの曲を配置した真意は如何なるものなのでしょうか。
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