V.A. / Cowboy Bebop remixes music for freelance

Cowboy Bebop remixes music for freelance

Victor Entertainment。

アニメーション作品「カウボーイビバップ」のサントラのリミックス版なのですが、久々に聴いてそのメンツに驚愕してしまいました。

渡辺信一郎監督のご指名によるリミキサー陣とのことでしたが単純に列挙してみてもLuke Vibert、Fila Brazillia、DMX Krew、Ian O’Brien、Mr.Scruff、DJ Vadim、Ian Pooley、4 Heroと、監督を止める人は誰もいなかったのかとツッコミをいれたくなるほどの豪華メンバーなのでした。発売日前日にフライングダッシュで購入した当時は4 Heroしか知りませんでしたので、今になって振り返ると何かとんでもない作品ですね。感動しました。

否、名前に踊らされてしまうのは真の音楽好きではありません! 真摯な姿勢でもって私達は作品と向き合うべきなのでありますが、これにどう文句をつければよいのでしょうか。菅野よう子作品を聴く時はよく「(何かよく分からんけど)カッコイイな」という感想を持つのですが、リミックスによって(何かよく分からんけど)が削がれてひたすらにカッコイイ仕上がりとなっていました。カッコイイのでやっぱり全曲感想書くんですか……。

2.Tank!(Luke Vibert Remix)
原曲を最も尊重しているのでこの作品の中では最も聴きやすい1曲かと思います。追加されているリズムはストイックと言ってしまってもよさそうなほどに淡々としていて自己主張が強くないので、あくまでもサブな位置からオリジナルの要素をバックアップしてくれています。その分、ちょっと面白味に欠けてしまってますかね。無難なダンサブルアレンジとすれば十分ですが。

4.Forever Broke(Fila Brazillia Remix)
スペーシーなブレイクビーツアレンジといったところでしょうか? いかにもUKといった雰囲気があります。

6.Cats on Mars(DMX Krew Remix)
ゆるゆるに可愛い。

8.Piano Black(Ian O’Brien Remix)
「SPACE JAZZ」なる嘘ジャンルを捏造したくなるような1曲ですが、「カウボーイビバップ」という作品自体にも当てはまりそうなこの名称は何気に言い得て妙だったりしませんか? しませんね。

9.Cat Blues(Mr.Scruff Remix)
ゆるゆるに可愛い(reprise)。どちらも猫曲ですね。

11.Fe(DJ Vadim Remix)
最もマニアックな曲です。原曲さえ通常のサントラには収録されていないマイナー曲だというのに、それを更に謎リミックスに仕上げてしまっているので取り付く島がありません。聴いているうちに気が滅入ってきそうなILLっぷりに加え、非常にアブストラクトな作りをしているので当時はしょっちゅう飛ばしていましたけど、今になって聴いてみると一番好きな曲かもしれないです。嗜好の変遷とは恐ろしいですね。

12.Fantaisie Sign(Ian Pooley Remix)
高速回転ブレイクビーツが特徴的だった原曲とはうって変わって、アコースティックな雰囲気を漂わせる仕上がりとなっています。原曲以上にパヤパパヴォイスがフィーチャーされてオシャレさを醸し出してますね。

14.Space Lion(4 Hero Remix)
かなり落ち着いたアレンジが施されています。最も綺麗な曲であることは間違いないでしょう。

上記以外のTr.は全て「Radio Free Mars」なる架空の海賊ラジオ局専属MCの喋りとなっていて、1枚通して電波を乗っ取った海賊番組の1プログラムになっているというコンセプチュアルな作りもまた憎いです。この喋りが英語なのですが妙に胡散臭く、無法者っぽさが更に増しています。とにかくリミキサー陣がリミキサー陣なので名前だけで豪華版と銘打てそうですが、それを抜きにしてもクールに楽しい名盤ではないでしょうか。

#この記事が「Tank!」のpop'n music11収録記念であることは言うまでもありません(笑)

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