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Little Wingのまにょっ氏が音楽で参加しているノベル形式の同人ゲーム。
Web連載中である「ユッカ」プロジェクトのプレストーリー的な位置づけの作品。
以前に購入して積んである「月箱」を別とすれば、私にとって初めての同人ゲームです。
1トラック目がデータで2曲目以降がCD-DAという形式ではなく、まず曲がありきでCDラストに
CD-EXTRAの形でゲームデータが収録されているため、ゲームより音楽が主体なのだろうかと
思ってしまいましたが、同人ゲームというのはこの形が普通なのでしょうか?
まあ私がこの作品を購入しようと決めたのはまにょっ氏の音楽だったので、別にどちらでも
構わないと言ってしまえばそこまでなのですが。まにょっ氏の存在を知ったのはねこねこソフトの
作品のお陰です、と一応ここでひっそりとカミングアウトしておきます。
さて音楽ですが。C64前に公開された主題歌「風の織り歌」が素晴らしかったので、もう絶対に買おうと
心に決めたりしたくらい音楽に惹かれました。Vo.がまた好みの声でして、技量的な面では少し
拙い部分があるように感じてしまうのですが、優しげな声質のおかげでもう技量とかどうでもいいよ!
と思ってしまう自分は卑怯なのでしょうか? メロディーラインと共にアレンジも北欧系を匂わせていて
かつ、リズム隊が曲にメリハリを付けてくれています。その音がまた見事に曲と調和して、目を閉じて
ゆっくりと浸っていると何とも言えぬ良い気分に包まれます。Short Versionではリズム隊がほぼ
オミットされており、これはこれでまた異なる趣が楽しめて好きです。この方向性の曲はどうやら
ZABADAKの影響を大いに受けて製作されたらしいです。へぇ、ZABADAKですか。全く知りませんでした…。
調べてみたところ、どうやら極端にメディア露出の少ない方のようで。知ってる方々は一体どうやって
知ったのでしょうか。しかもある活動期間には歌姫として上野洋子氏を擁していたとか。なんと!
脳内人名録が思わぬところで連関してゆきます。ZABADAKですね。唾つけておきましょう。
その他のBGMについてもエレキギター炸裂系から北欧寄りまで文句の無い完成度です。いわゆる
RPG音楽っぽさがツボです。何となくですが聖剣伝説2の曲調をふと思い出したりしました。
中でも「想い出の場所で」。イントロから奏でられるアコースティックギターのメロにやられます。
「対峙する二人」でエレクトロニカチックな音を使ったりする所にまにょっ氏の懐の深さを感じます。
ストーリーについては、まあ短編という事もありボリュームは決して多くないのですが、
起承転結がすっきりとまとめられていてすんなりと読める作品でした。「ユッカ」本編への期待が
かかります。と、その本編ですが先日第二話が公開されたばかりの模様です。要チェックですね。
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